報連相の目的は情報の共有

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看護の仕事はすべて【報連相】で決まる

トラブル回避に必須の「報連相」とは

目的は情報を共有して連携を強化するため

目的は情報を共有して連携を強化するため

仕事は1人の力だけで完結することはほとんどありません。目標を達成するためにはそれぞれが役割に応じた仕事を行う必要があります。そのためには適切に情報を共有することが大切です。

業務の円滑化

目標を達成するためにはチームで情報を共有することが大切ですが、情報共有の正確さとスピードは成果を大きく左右します。報連相が適切なタイミングで行われないとさまざまなトラブルが発生してしまうでしょう。しかし、報連相を徹底することで業務が円滑に進むようになります。なぜなら状況が把握しやすくなるからです。状況を把握することで次にすべき行動の準備や、サポートに入るかどうかの判断ができます。また、報連相を小まめにすることで上司は部下の状況を都度確認しなくてもよくなり、自主性を損ねるようなコミュニケーションをとらずにすみます。

仕事の生産性が向上

状況が把握できない状態では自分の仕事に集中したくてもできないでしょう。「状況はどうなっているのか」といった具合に部下の様子をその都度確認しながらでは本来やるべき仕事が進まなくなります。また、部下も上司から「どうなっているのか報告してほしい」といわれると、集中していても一旦手を止めなければならないので作業を中断せざるを得なくなり、生産性も低下してしまいます。しかし、報連相が徹底されていれば都度確認する必要がないので、報告する側もされる側も集中力が欠けることはありません。

コミュニケーションが活発になる

報連相はコミュニケーションの頻度を高めます。特に「相談」は、両者が意見を出し合い、納得がいくまで話し合うためコミュニケーションが活発になります。コミュニケーションが活発になれば人間関係も良好になるので生産性も高まるでしょう。また、単に仲のよい組織になるだけではなく、相手の好みや考え方を把握し、相手を尊重したコミュニケーションがとれるようになるので人間関係のトラブルも起きにくくなります。

緊急事態への対応が早くなる

トラブルが発生した時に速やかに報告することで初動のスピードが上がり、被害を最小限に抑えることができます。また、トラブルの発生を未然に防ぐこともできるでしょう。例えば、AさんとBさんが話し合いではなく口論をしているとします。その様子を見たCさんがすぐに上司に相談すると2人の関係が壊れてしまう前に上司が仲裁に入って、双方の意見を聞きながら和解策を模索できるので、最悪の事態を避けることができます。